Shuttleのコンピュータはご要望に合わせてOSの選択が可能。Windows 10の場合、HomeやProはもちろん、Windows 10 IoT Enterpriseもお選びいただけます。
●Windows 10 Home
CortanaやMicrosoft Edgeなど、Windows 10の基本的な機能が搭載されたコンシュマー向けエディションです。
●Windows 10 Pro
Windows 10 Homeに搭載される基本機能に加え、BitlockerやWindows Update for Businessなどの機能が追加された企業向けエディションです。
●Windows 10 IoT Enterprise
さらに、Lockdown機能やDevice Guardなどのセキュリティ機能が追加された、Embeddedライセンス※で提供される特定用途向けエディションです。
※一般的なパソコン用途とは異なり、POS端末などの特定用途・専用機器向けに提供されるライセンス製品です。OSの基本機能自体はHomeやProのDSP版と何ら変わりはありません。
Windows 10 IoT Enterpriseの魅力について
Home、Proには搭載されていない※
Lockdown機能を実装しています。
※一部グループポリシーで設定できる機能はProでも利用可能です。
主なLockdown機能について
●統合書き込みフィルター
ストレージに書き込みをしないデバイスを制作できます。
ストレージに書き込む代わりに、オーバーレイ領域(メモリー等)に書き込み。例えば、ログが不要なシステムの場合、毎回初期化できるため、安定した動作を実現します。なお、特定の書き込みを許可する設定も可能です。
●USBデバイスへのアクセス制限
USBデバイスによる個人情報の漏洩やウイルス感染を防げます。
マウスやキーボードも登録可能。特定のデバイスでしか操作できないように設定し、悪意のある第三者による操作も防げます。
設定例
・あらゆるデバイスのインストールを防ぐ
・許可されたデバイスのみをユーザーがインストールできるよう設定
・禁止されたデバイスのインストールを防ぐ
・リムーバブルメディアでの読み取り/書き込みアクセスを制御
●アプリケーションの実行許可/禁止を設定
実行するアプリケーションを制限できます。
特定のアプリケーションのみ実行できるように設定することで、例えば、システム部門の目の届かないところで許可していないアプリケーションが実行されるのを防げます。
●ブランディングのカスタマイズ
ユーザーにWindowsと意識させにくいデバイスを制作できます。
Windowsの起動画面やログオン画面、ステータスメッセージの非表示やシステムエラー時の自動再起動などを設定可能。例えば、デジタルサイネージでWindowsのエラー画面がそのまま表示されてしまっているといったトラブルを防げます。
勝手にアップデートするのを防ぎ
最長10年間、同じイメージを利用できます。
Windows 10 IoT Enterpriseには2つの提供モデルがあり、LTSC(Long-Term Servicing Channel)モデルなら、例えば、機能アップデートで動作に不具合が生じる可能性がないため、長期運用が可能です。
LTSCの主な特徴
・機能アップデートはなし
・セキュリティ更新とバグフィックスのみ提供
・2〜3年に一度、新しいビルドをリリース
・最長10年間同じイメージを利用可能